Wilhelm Hermann Hammig 4/4 です。
ラベルに製造時期やグレードがありませんが、おそらく1960年頃に作られたバイオリンだと推測いたします。

●状態:メンテ済みのヴァイオリンですので到着後そのままご利用できます。（音あわせは行って下さい。）
　
●本体：細かな打痕や傷があり薄いニスのため、ヴィンテージ感が出ています。磨き作業を行ってありますのでボロボロな感じでは無いですが、年月は感じます。もちろん楽器としての不都合は無く目立つ傷汚れは無く良質なコンディションです。

●本体メンテ内容：ドミナント弦搭載、新品駒交換、糸巻き調整、クリーニング、光沢クリーニング、基本調整を行ってあります。

●弓：無刻印の弓です。ブラジルウッド/モンゴル馬毛/黒檀毛箱/パリジャンアイ/シェル飾のスタンダード弓です。（未使用です。）

●ケース：ハードケースです。外装は若干の傷汚れはございますが比較的綺麗で十分使用可能です。（ストラップ1本。）

●Wilhelm Hermann Hammigとは・・・
1838年創業のドイツの弦楽器製造工房。父Augusut、息子Hermannによって　1838-1925年まで "SAMAPO"などのブランド名で製造されました。その後Wilhelm Hermann Hammig名では1940年頃まで作られ廃業。その後 量産ブランドとして販売。


こちらのバイオリンは　バイオリンのお腹が　ポッコリしたJacob Stainer（ヤコブ・シュタイナー）ようなポッコリした感じです。この製法は20世紀初頭〜中期にかけて多くのドイツ製バイオリンに見られた特徴でもあり、特にStainerモデルという訳でもないですが、このバイオリンにもその特徴がみられます。
この特徴でもあるのですが、非常に独特な音色を持っているので、好まれる方も多いですが、弾いていて音の輪郭がよくわかります。
写真は、新しく感じますが手に取ると若干古さを感じるバイオリンです。Hermann氏が作ったものでは無く後の量産品です。