2006年　Zhang Shu Mei 工房 4/4です。

■2006年の初期の作品です。マスターメイドと監修品と2種類ありましたが、こちらは監修モデルなります。
オールド調（アンティーク調）仕上げの第一人者としてZhang's 工房が有名になり、時代の流れで量産品が発売されました。
量産品と言っても手工品で、イーストマンやジェイハイダの中国製バイオリンの先駆けとなり、非常にパフォーマンスが高く、多くのファンを掴んだメーカーでもありました。
2008年以降は　市場に出回りなく謎めいたブランドになってしましたが根強い人気は健在です。

■状態　: 調整、メンテ済みのヴァイオリンですので到着後そのままご利用できます。（音あわせ、弓の毛に松脂は塗って下さい）

■本体：使用に伴う僅かな傷汚れ打痕はありますが大事にしようされていたため綺麗です。（注意、写真に写るような目立つダメージはございませんが　使用されてきたバイオリンで　新品の状態ではございませんので新品感覚での購入はお控え下さい。もちろん楽器の障害になる不都合はございませんので安心してご使用下さい）

■メンテ：Thomastik社のスプリット弦新品交換、糸巻き調整、駒調整、全体一般調整、全体清掃、艶出し磨きを行いメンテナンスを行いました。

■弓：K SHIMORA刻印の弓です。竿のクリーニング、モンゴル馬毛に毛替えいたしました。（毛替え後未使用です。）

■ケース：厚型軽量三角ケースです。未使用/展示品ですので僅かなほつれ等はございますが綺麗な状態です。（ストラップは2本ありますのでリュックのように背負う事ができます。）


●総合
Zhang Shu Mei 工房のバイオリン。マスターメイドクラスのバイオリンではごいざませんが、量産バイオリンのトップクラスのクオリティのバイオリン製造工房のバイオリンです。日本は”中国製”という懸念で人気は薄いですが　コスパで考えたら世界トップです。本体の5割程度を中国で製造し、半加工の残りを　自国で生産量産すると言うメーカーも多いです。クレモナには中国人が多く勉強に行っていて多くのノウハウを蓄積しています。このバイオリンも例外ではなく音品質、クオリティでは量産ではおそらく世界トップクラスのバイオリンだと思います。
音色は　パワフルであって、明るめなクッキリした音色です。これから本気ではじめようかとお考えの方、現在は初心でも技量が上がってもしばらく使用できるバイオリンをお探しの方におすすめ。一般的なメンテナンスを行ってありますのでこのまま教室に通われても不都合は無いと思います。