老舗 ドイツ メーカー ヴァイオリン オットー ヨゼフ クリーラー No55 1994年
●状態
調整、メンテ済みのヴァイオリンですので到着後そのままご利用できます。(音あわせ、弓の毛に松脂は塗って下さい)
●本体:使用に伴い所々打痕や微細な傷汚れ等はありますが 特に目立つ傷汚れは無く良好です。30年程度前のバイオリンと考えれば上質です。
●本体メンテ内容:Thomastik社 アルファーユ 弦新品交換(5500円)、駒調整、アジャスター内臓テールピース、糸巻き調整、クリーニング、光沢復元、一般調整を行ってあります。
●弓:Otto Jos.Klier刻印の丸弓です。おそらくNo.156だと思います。フェルナンブーコ/モンゴル馬毛/黒檀毛箱/パリジャンアイ/シェル飾のスタンダード弓です。純正です。(巻き線に若干くすみがあります。毛替え済み後未使用ですので使用時にはたっぷり松脂を付着させて下さい。)
●ケース:軽量厚型三角型ケースです。未使用展示品でしたのでとくに目立つ傷汚れはございませんが 微細なよごれ、ほつれはございますのでご了承下さい。(ストラップは2本付属しています。)
■otto jos klier とはHP
ドイツの歴史あるメーカーでこだわった製法でつくられ標準的なバイオリンです。
ドイツバイオリン産地・ミッテンバルドやマルクノイキルヘンと同じく、楽器製作で栄えた町・シェーンバッハ(現在のチェコ・ルビー)にて、1887年にJohann Klierが工房を設立。1918年頃に息子Otto Josef Klierがその工房を引き継ぎます。
その後、1961年にOtto Josef が亡くなった後も、その工房はファミリーに引き継がれ、「Otto Jos.Klier」としてドイツ・ブーベンロイト/フォルヒハイムにて製作を続けています。バイオリンの品番は2E,12,55,60,65,68,70,72,74,75,78,80,81,125と幅広いモデルがあります。日本国内ではあまり流通していませんが 本体No55は18万円位で弓ケースで23万位の新品定価になると思われます。
■総合
ドイツ製で完成されたバイオリンだと思います。
明るめで優しい感じの音色でヨーロッパらしい品のある音色に思います。立ち上がりも良く締まった感じのするバイオリンです。安定感があって品質は高いです。純粋にドイツバイオリンとして楽しめるヴァイオリンです。是非この機会に!!